本邦初演の楽曲を含むガリシア音楽のコンサート。

カトリックの三大聖地のひとつであり、巡礼の地として日本でも知名度を上げているサンティアゴ・デ・コンポステラがあるスペイン、ガリシア地方。12世紀頃に成立したという「ガリシア語」が話され、ケルト文化圏という特異な背景があり、一般的なスペインのイメージとは違った歴史的文化的な要素を持つガリシア。
ロサリア・デ・カストロをはじめとし、多くの詩人を輩出している地域であるガリシアは、その言葉の持つ重要性を知らしめる地域でもあります。現在、ガリシア語はスペインの公用語のひとつとして認められていますが、独裁政権下ではカタルーニャ語やバスク語などと同様に使用を禁止されていました。
しかしながら、ガリシア出身の詩人の8割が「ガリシア語」で作品を発表しています。
また、音楽も古くからカテドラル(大聖堂)やその他の教会で演奏され続けて来た歴史的にも音楽的にも貴重で高い価値のあるものです。
近年では20世紀末の伝統音楽のリバイバルと共にガイタ(ガリシア地方のバグパイプ)やサンフォーナ(ハーディガーディ)、アルパ(ハープ)などを用いた音楽も盛んに演奏され多くの世界的な知名度を持つミュージシャンを輩出しています。
本コンサートでは、本邦初演のメルチョール・ロペスのレクイエムを含め、ほぼ日本初演の興味深いプログラムを、素晴らしい歌、合唱、格調高い演奏でお届けいたします。
日時:2017年7月29日(土)開場13:30 開演14:00
会場:
さくらホール(渋谷区文化総合センター大和田4階)
チケット:前売 3,000円、当日 3,500円 全席自由
チケット購入方法:
カンフェティ http://www.confetti-web.com/
電話予約:0120-240-540(平日10:00-18:00)
お問い合せ・マネジメント:プリスキラアーツ tel:03-3571-0955