2013年に発売・取り扱ったCDの中からアオラ・コーポレーションのスタッフが選んだ
私的おすすめ(ベスト)を紹介。

UNIKO RECORDSのキューバ復刻は、ますます深〜いところに突き進んでいます。トリオ・マタモロスにダンソーン・オルケスタとの共演録音があったとは!と驚かされた
『TRIO MATAMOROS/CON LA ORQ. DE ANTONIO MARIA ROMEU』は、今年のリイシュー大賞です。
『LUIS GARCIA/MI MANERA DE SER』は、ジャケット・リイシュー大賞。内容は、とても上質なフィーリン。フィーリンを歌いながらテニス女子を口説いていたのでしょうか?

フィーリン流れで、スペインの美人女性歌手の
『EVA CORTES/IN BLOOM』もお薦め。厳密にはフィーリンではないのですが、スペイン語の上質なジャズ・ヴォーカルトいうことで、フィーリングはまさにフィーリンです。盤選にはもれましたが、同様な感覚が光る『シルビア・ペレス・クルース&ハビエル・コリーナ・トリオ/エン・ラ・イマヒナシオーン』もお薦めです。
『CANTARES DE LA REVOLUCION MEXICANA Y CANCIONES NORTENAS』は、メキシコのノルテーニョのグループまで収録した好コンピ。これもCD-Rですが、ラテン・アメリカの定番のアーティストですら、プレスのCDは発売されていない状況では、こうしたCD-Rでの復刻は、ファンには貴重で嬉しい存在です。

ここ何年もサルサの新作は私的ベストには入ってこなかったのですが、久々に
『LA 33/TUMBANDO POR AHI』を選出。変態チックな音楽性は病みつきになります。アンヘル・カナレスとか好きな方にも、是非試していただきたいですね。
『岸 のりこ/恋の12の料理法』『イルマ・オスノ/ 笹久保 伸/アヤクーチョの雨』の2枚は、制作等に関わったので、番外ということで。音楽性や肌触りはかなり違いますが、どちらも、日本人がそれぞれのラテンを深く理解した上にたどり着いた成果といえます(イルマ・オスノさんは、ペルー人ですが)。どちらも先入観を捨てて聞いてみてください。