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2012年3月に発売しました、ホセ・アントニオ・メンデスの「エステ・エス・ホセ・アントニオ」とグユン・イ・ス・グルーポの「カンタ・エリサ・ポルタル」の2タイトルは、おかげさまで大変な好評をいただいております。
キューバ音楽ファンのみならず、今までキューバ音楽に親しみのなかった方々からも支持していただきました。 ひとえに「フィーリン」という音楽の持つ不思議な魅力故だと思います。 さて、ホセ・アントニオ・メンデスが、フィーリン人気を確たるものにした立役者のひとりであることはもちろんですが、フィーリンの物語の中にはさらに二人の重要な人物がいます。 ひとりは「フィーリンの最高のギタリスト」であるニコ・ロハス。 そして、もうひとりは、(お待たせいたしました!)セサル・ポルティージョ・デ・ラ・ルスです。華やかな雰囲気を持つ色男であるホセ・アントニオ・メンデスとは対照的に、多くのヒット曲をものしながらもクールな印象のセサル・ポルティージョ・デ・ラ・ルス。二人は、まさに陽と陰、縦糸と横糸のように、フィーリンの物語を紡いできました。 ぜひ、聞き比べてみてください! ![]() ニコ・ロハス「ギターのためのフィーリン」 好評発売中! ニコ・ロハスは、フィーリンの創始者の1人にしてフィーリンの最高のギタリストといわれるアーティストです。グユンが、フィーリンのムーヴメントを外側から支えた存在だったのに対し、ニコ・ロハスは最初期からムーヴメントに参加し、フィーリンの誕生~発展に貢献しました。フィーリンの2大巨匠の1人セサル・ポルティージョ・デ・ラ・ルスは、ニコ・ロハスの功績を湛えた発言をしています。 ニコ・ロハスは裕福な家庭に生まれ、当時のキューバでは珍しくジャズのレコードからクラシックのレコード、さらにキューバ音楽の様々な種類のレコードまで所有し(地元のパーカッション・アンサンブル主体のルンバの名門グループ、ムニェキートス・デ・マタンサスの演奏などにも足繁く通ったともいわれています)、そのコレクションをフィーリンのアーティストたちに積極的に聴かせたといいます。 自身はギターを独学で覚え、クラシック(特に印象派)やジャズのコード感や複雑なメロディを他のアーティストたちに提案したそうで、特にクラシック的な手法をフィーリンに取り入れるべきであると主張したそうです。 ニコ・ロハスの演奏は、ジャズのスィング感、クラシックのコード感、さらにもちろんキューバの様々な音楽のリズム感や歌心を同時進行で聴かせるもので、一聴すると、どのジャンルの音楽でもありどのジャンルの音楽でもない独自なものと感じさせます。まさに、「スタイルではない」といわれる“フィーリン”の核心をついた演奏と言えます。 フィーリンの創始者の1人ニコ・ロハスの録音によって、キューバで興ったフィーリンのさらなる正しい理解と広がりが広く認識され、フィーリンのファンがいっそう増えることと思われます。 ![]() セサル・ポルティージョ・デ・ラ・ルス「伝説のフィーリン」12月2日発売! ホセ・アントニオ・メンデスと共にそのフィーリンの2大巨匠といわれるのが、セサル・ポルティージョ・デ・ラ・ルスです。古くはナット・キング・コール、トリオ・ロス・トレス・アセス、ペドロ・インファンテ、アストラッド・ジルベルト、近年ではカエターノ・ヴェローゾ、ルイス・ミゲル、クリスティーナ・アギレラ、クリス・ボッティなどなど、キューバ国外の有名アーティストがこぞってレパートリーにしヒットさせたラテンの大スタンダード「コンティーゴ・エンラ・ディスタンシア」「トゥ・ミ・デリリオ」「レアリダ・イ・ファンタシーア」といった曲を作曲したアーティストです。 一方の雄ホセ・アントニオ・メンデスが、歌手としてライヴ、録音共に積極的におこなったのに対し、セサル・ポルティージョ・デ・ラ・ルスは、ライヴ活動はコンスタントにおこなったものの録音は少なく、またそのスタイルもギター弾き語りによる自作自演が基本というものでした。したがって単独でのアルバム発売はCD時代後の1991年のライヴ盤のみで、他にはオムニバスCDに収録された8曲のみが比較的容易に聞ける彼の録音でした(しかし今はどれも入手困難で、中古市場で高値が付いています)。アナログLPアルバムも単独では発売されていないと思われます。 今回のCD制作発売に際し、革命前からのキューバの音源を所有するエグレム社に調査を依頼。その結果新しく見つかった音源も含め、全22曲を収録しました。前述の8曲の他は、アナログ時代に発売されたもの、カセット・テープのみで発売されたもの、録音はされていたものの発売されなかったものなどが含まれます。まさに、ラテン~キューバ音楽の大発見といえるものです。 その内容は、1965年頃にエグレムのハウス・オーケストラをバックに歌った6曲の他は、1980年前後頃までに録音されたと思われる自身のギターのみをバックに歌われる弾き語りです。セサル・ポルティージョ・デ・ラ・ルスの創作の原点であるギター弾き語りは、一聴朴訥としたものですが、ジャズやクラシック(特に印象派)に影響を受けた複雑なハーモニーやメロディを、さらっと聴かせてしまう、実に粋でクールなものです。
by information_ahora
| 2012-11-27 16:26
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