"Strange Fruit" LIGIA PIRO & JUAN CRUZ DE URQUIZA
「奇妙な果実~ジャズ・アンド・スタンダーズ」 リヒア・ピロ&フアン・クルース・デ・ウルキサ
●前作「ソー・イン・ラブ~ジャズ・アンド・スタンダーズ」のヒットで日本でもナメを知られるようになったリヒアの新作です!ほどよいスモーキー・ボイスとアルゼンチン的ジャズの演奏がマッチした快作!
●世界的に有名なタンゴ歌手で女優のスサーナ・リナルディを母に、バンドネオン奏者のオスバルド・ピロを父に持ち、幼少の頃から音楽に満ちあふれた環境に育ち、声楽を勉強、同時に演劇の道にも入り、女優としても活躍したリヒア。本格的な音楽活動は90年代半ばからで、ジャズ/ボサノヴァ・シンガーとしての活動を開始、各種ジャズフェスなどで多くのファンを獲得。2005年にはel Premio KONEX(コネックス賞)というアルゼンチンのジャズ最高の賞を受賞。ファースト・アルバム「ボディ&ソウル ジャズ&ボッサ・スタンダーズ」、輸入盤大ヒットのセカンドアルバム「ベイビー」も世界各地で話題になりました。
●ギタリストとのデュオで聞かせた前作とは違い、本作は、トランペッターのフアン・クルース・デ・ウルキサを中心にピアノ、ベース、ドラム、サックスというオーソドックスなジャズ・スタンダードの演奏を従え、曲によって時に優しく時に力強く歌い上げています。とくに前作までの抜けるような美しい歌声はあいかわらず。そして、特筆すべきは、ピアノのディエゴ・スチッシとドラムのダニエル"ピピ"ピアソラ。スチッシは、カルロス・アギーレなども絶賛する次世代ピアニスト。またピピは、かのアストル・ピアソラの実の孫であり、本国では、大変人気のある実力派アーティストでもあります。彼のドラムは、決して"ジャズ"という枠におさまらず、自由に展開。この作品に程よいスパイスを与えてくれています。
●選曲は、前回同様ジャズとスタンダード・ナンバーが中心。タイトル曲「奇妙な果実」は、ビリー・ホリデーが歌い、世界中に知れ渡ったジャズの名曲中の名曲。ジェフ・ベックやジョニ・ミッチェルのカバーでも知られる「Good Bye Pork Pie Hat:グッドバイ・ポーク・パイ・ハット」や「After You've Gone:君去りしのち」などのジャズ・スタンダードを中心に、ザ・ポリスの「Message In A Bottle:孤独のメッセージ」などのポップ・スタンダード、「Debajo Del Sauce Solo」や「Noche De Ronda」などのラテン・スタンダードまで幅広く選曲されています。
リヒア・ピロ その他の作品
ソー・イン・ラブ~ジャズ・アンド・スタンダーズ
日本盤オリジナル・ジャケットの評判もよかったヒット作!
ボディ&ソウル~ジャズ&ボッサ・スタンダーズ
記念すべきデビュー・アルバム!
ベイビー
セカンド・アルバム。(輸入盤)