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1940年代後半から60年代にかけて、キューバの首都ハバナで起こったヴォーカル音楽ムーヴメント、”フィーリン”。ブラジルのボサ・ノヴァに似た成立経緯を持ちながらも、より早く、より長く歌い継がれてきた”フィーリン”の巨匠「ホセ・アントニオ・メンデス」と影の立役者「グユン」の素晴らしいアルバムを美麗紙ジャケットでリイシューします。
いずれも3月18日店頭発売ですが、3月11日のイベント「ペーニャ・クバーナVol.4」で特別先行発売の予定です。 ホセ・アントニオ・メンデス エステ・エス・ホセ・アントニオ(コンボ・デ・フランク・エミリオ・イ・オルケスタ・デ・クエルダス・イ・ジャズ・デリヒイード・ポル・ラファエル・ソマビージャ) 再評価の気運が高まっているキューバのメローでモダーンなヴォーカル・ミュージック=フィーリン。 ついにその決定盤が、新発見の音源を使用して驚きの音質で復刻です。 1940年代後半〜1960年代に掛け、キューバで興ったモダーンなヴォーカル・ミュージックのムーヴメント、フィーリン。それまでのボレロやトローバといた歌謡音楽に、ジャズなどの影響を受け生まれたのがフィーリンです。フィーリンは、ボサ・ノヴァと同じくとてもモダーンで洗練された感覚を持った音楽で、すぐにメキシコや他の中南米カリブ諸国にも伝播し、親しまれることとなりました。 そのフィーリンの最大の立役者であったのがホセ・アントニオ・メンデスです。 彼は1949年に、経済的に豊かでエンターテイメント産業も盛んだったメキシコに活動の拠点を移し、その地のメジャーレーベル、RCAにメキシコ人ミュージシャンたちと4枚のアルバムを残しました。その内の2枚半分の録音は、日本でもエル・スール・レーベルよりリイシューされ、大きな話題となりました(なっています)。 本作は、そのメキシコでの成功とともにキューバ革命直後の1959年にキューバに戻り録音された音源の復刻となります。 ここでホセ・アントニオ・メンデスが共演者(伴奏)として選んだのは、1940年代のフィーリン・ムーヴメントの仲間だった、盲目の天才ピアニストのフランク・エミリオでした。フィーリン誕生の試行錯誤をしていたときにホセ・アントニオは、フランク・エミリオやもう1人のフィーリンの巨人セサル・ポルティージョ・デ・ラ・ルス、そしてあのオマーラ・ポルトゥオンドたちと、ロキバンビアというグループで活動していました。たぶん本アルバムの前半で、ホセ・アントニオはこのグループの再現もしくは進化形のサウンドを目指したのではないかと思われます。 また、後半ではギター弾き語りを中心にしたスタイルや、当時のもっとも有名だった編曲者でオーケストラの指揮者だったラファエル・ソマビージャによるストリングスやフル・バンドをバックにした曲も録音しています。このアルバムは、フィーリンが多様に発展した(する)姿を、そのオリジネイターが最高のかたちで紹介したアルバムでもあるわけです。フィーリンの最高の理解者たちをバックに、ホセ・アントニオはそれまでにもましてスモーキーでまろやかな歌声で、天性のヴォーカリストとしての凄さを聞かせてくれています。 グユン・イ・ス・グルーポ カンタ・エリサ・ポルタル ”フィーリン”の成立に大きく影響を与えた伝説のギタリストでありホセ・アントニオらに音楽的な知識を教示した、グユン唯一のアルバムを完全復刻。 ”フィーリン”のサウンドのカギを握っているのが、その独特なギター奏法です。基本的に親指だけでつま弾くその奏法はアタックの強弱が非常に付けやすく、フィーリンの感情表現の幅を広げたと言われています。 “キング・オブ・フィーリン”ホセ・アントニオ・メンデスがその名手といわれていますが、そのホセ・アントニオを始め、フィーリンの中心人物であるアンヘル・ディアス、セサル・ポルティージョ・デ・ラ・ルスらに直接的間接的にギターの手ほどきをしたのが、本アルバムのグユンです。 そんなグユンですが録音はとても少なく、バックでの演奏の他には自身の名義でのアルバムは本作1枚のみです。 本作は、彼のギターの他には、ピアノ、簡単なパーカッション、そしてエリサ・ポルタルという女性歌手が参加した、とてもシンプルな編成のものです。しかしこの最低限の編成により、フィーリンのそのネーミングの元になった“フィーリング”が、充満したアルバムとなっています。 グユンのギター演奏も素晴らしいものですが、エリサ・ポルタルの歌もまたシンプル・イズ・ベストとも言えそうな、飾り気がないながら、奥底に漂う感情をクールに表現しています。 アルバム全体に漂うスモーキーな感覚はホセ・アントニオ・メンデスと同様にまさにフィーリンの洗練の極地と言えるものです。 オリジナルに忠実な紙ジャケットも雰囲気たっぷりです。 耳寄りなお知らせ:2012年12月4日 フィーリンのギタリスト、ニコ・ロハスと(お待たせいたしました!)セサル・ポルティージョ・デ・ラ・ルスのアルバムも発売されています。詳細はこちらから。
by information_ahora
| 2012-03-08 16:17
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